【Magic xpa 連載最新号のご案内】 2025年1月9日
Magic xpa 開発者ユーザの皆様へ
【1】 Magic xpa 連載のご案内
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本日、Magic xpa の連載、「Magic xpa で作るイベントドリブン型プログラム」の第202回目「マルチマーキングの使い方」を連載コーナーにアップいたしました。
Magicの機能で「マルチマーキング」と聞くと、おおかたの開発者の方は、「複数レコードの一括削除」くらいの機能ではないかと連想されると思います。ちなみに、下記の画像がその画面になります。レコードを複数選択してF3キーを押すと、それらが一括削除できるようになっています(画面1)。
画面1 マルチマーキングによる一括削除
ところが、この「マルチマーキング」には、実は他にもたいへん便利な機能が組み込まれており、それをタスクのロジックで活用することによって、たいへん使い勝手の良いプログラムを現場のユーザに提供することができるようになっています。
たとえば、例を2つほどあげてみましょう。
1つ目は下図のような例です。Windowsの「Ctrl + クリック」や「Shift + クリック」を使用して複数のレコードを選択し、「小計算出」のボタンを押すと、小計金額がリアルタイムでそこに表示されるようになっています。集計のためのバッチタスクは使用していません(画面2)。
※ここでは、「600円 + 400円 + 200円 + 200円 = 1,400円」の計算結果が出ています。
画面2 リアルタイムでの計算の例
次に、2つ目は下図のような例です。
適当に複数のレコードを選択し、「ワークに複写」のボタンを押します(画面3)。
画面3 複数レコードの一括コピーの例
すると、その4件のレコードが一括で、別のワークファイル等にコピーされます(画面4)。
画面4 コピーされた結果の表示
このように、マルチマーキングの機能を利用すれば、これまで複雑な作り込みが必要だったようなプログラムも、あっという間にできてしまいます。
今回は、これらのプログラムの作り方について詳しく解説してまいります。
まずは、画面2の1つ目のサンプルプログラムの作り方からです(以降、本編に続く)。
目次
1. マルチマーキングで小計をリアルタイム計算
2. マルチマーキングで複数レコードを一括コピー
3. サンプルプログラムで使用するテーブル
4. 小計算出プログラムのデータビューの定義
5. 小計算出ボタン用のイベント定義
6. 小計算出フォームのボタンイベント
7. テーブルコントロールのプロパティ
8. 小計算出用のイベントハンドラ
9. とりあえず実行して動作確認をする
10. たったそれだけで小計算出に成功!
11. なぜたったこれだけで計算が自動的に?!
12. はたしてこれでプログラムは完成なのか?
13. ロジックに変数の初期化ルーチンを追加
14. こんどは小計が出なくなった!
15. 変数初期化ルーチンの条件付け
16. 再度の実行で成功を確認する
17. 小計算出ボタンを2回押して動作を検証
18. 選択レコードを追加しても再計算OK!
次回は、「マルチマーキングの使い方(2)」をお送りします。
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皆様のお越しをお待ちいたしております。
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最初の投稿で、画面1の画像が間違っておりました。下図が正しい画像です。
最初の投稿を編集して修正いたしましたので、よろしくお願いします。
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