【Magic xpa 連載最新号のご案内】 2024年12月4日
Magic xpa 開発者ユーザの皆様へ
【1】 Magic xpa 連載のご案内
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本日、Magic xpa の連載、「Magic xpa で作るイベントドリブン型プログラム」の第201回目「範囲の自動解除と該当なしの場合のエラー表示」を連載コーナーにアップいたしました。
Magicでは、レコードを範囲で絞り込む場合、基本的に次の3つの方法が考えられます。
1. メニューの「オプション」→「範囲」を使ってレコードを絞り込む
2. カラム特性の「フィルタリング可」オプションを使ってレコードを絞り込む
3. 自前の検索プログラムを作成して、これを実行する
いずれの方法を用いるにしても、結果表示を終了して絞り込み条件を解除したい場合、なんらかの方法でその条件をクリアしてやる必要があります。
たとえば、次のようなテーブル表示のプログラムがあったとします(画面1)。
画面1 一覧表示プログラム
このプログラムにおいて、例えばカラム特性の「フィルタリング」機能を用いて商品名に「ん」が含まれるものを検索してみたいとします。下記のように、「ん」を含むという条件設定にします(画面2)。
画面2 フィルタリングを起動
そして、OKボタンを押してこれを実行すると、結果は次のように、商品名に「ん」を含むものだけが一覧表示されます(画面3)。
画面3 絞り込み結果の表示
では今度は、この絞り込み条件を解除したいとします。それを行うには、次のようにもう一度フィルタリングを起動して、「クリア」ボタンを押してやる必要があります(画面4)。
画面4 クリアを押す必要がある
すると、絞り込み条件が解除されて、もとの一覧表示に戻ります(画面5)。
画面5 絞り込み条件が解除された
このとき、画面3のように「範囲解除」というようなボタンがあらかじめ用意されていて、それを押せば一発で条件設定が解除されるというような作りにしておくと、現場から重宝がられます。
もう1つの例です。こんどは該当するレコードが1件も存在しないような条件を指定したとします。ここでは例として、商品名に「んん」を含むものとしてみます(画面6)。
画面6 該当なしのテストをする
検索結果は次のようになり、該当レコードは無しという結果が表示されます(画面7)。
画面7 該当なしの結果表示
このとき、該当するレコードが1件も存在しなかった場合は、下記のように「該当するデータがありません」とかのメッセージを出して、OKボタンを押したら元の一覧表示に戻るというような動きにしてやると、これも現場から重宝がられること請け合いです(画面8)。
画面8 メッセージを表示させると便利
OKボタンを押すと、条件がクリアされて、もとの表示にもどります(画面9)。
画面9 条件も自動解除されると便利
今回は、これら2つのプログラムの作り方をご紹介してまいりたいと思います(以降、本編に続く)。
目次
1. フィルタリングを使った場合の例
2. フィルタリング条件を解除する場合は
3. 範囲解除用のボタンがあると便利
4. 範囲該当なしの場合のエラー処理
5. 範囲解除ボタンの作り方
6. フィルタリング可の設定
7. 範囲解除ボタンのハンドラ
8. エラーメッセージ表示機能の実装
9. プログラムを実行してみる
10. 範囲解除ボタンの動作確認
11. 該当レコードなしの場合の動作確認
12. エラーメッセージ後の範囲自動解除
13. ここでひとつ想定外の問題が
14. 関数を使って条件式を置き換える
15. タスク特性の設定
16. プログラムの再動作確認
次回は、「マルチマーキングで複数レコードを一括コピーする」をお送りします。
購読期間中は現在掲載中の過去記事をすべて読むことができます。
皆様のお越しをお待ちいたしております。
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