【Magic xpa 連載最新号のご案内】 2023年9月4日
【1】 Magic xpa 連載のご案内
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本日、Magic xpa の連載「Magic xpa で作るイベントドリブン型プログラム」の第186回目「SQL Serverに複数のPCから接続する」を連載コーナーにアップいたしました。
今回は、1台のPC上で稼働しているMicrosoft SQL Serverに対して、複数のPCから同時接続してデータベースを共有するという方法について解説します。検証する環境は次の通りですが、設定方法はMagic開発版でもMagic実行版でも同じ手順となります。
Magic xpa Enterprise Studio (開発版)4.8.1 PT1
Microsoft SQL Server 2019 Express(日本語)
Microsoft SQL Server Management Studio v19.1(日本語)
Magicのセミナー等に参加し、1台のMagic開発版からSQL Serverに接続できるようになると、次に試してみたくなるのは2台目、3台目からの複数台接続です。これができないことには、社内でデータベースを共有することができません。ところが実際にこれをやってみようとすると、PC1台の場合は容易に接続できたのに、2台目、3台目からはうまく繋がらないという状況によく陥ります。
画面10 エラーが出てオープンに失敗
これはSQL ServerのExpress版がマルチユーザに対応していないという理由なのではなく、SQL Serverの初期設定ではセキュリティが幾重にも掛けられているからという理由なのです。つまり、認証されていないPCから、いとも簡単に接続できてしまうようでは、データベースのセキュリティに問題があるということになるからです。
とはいえ、デフォルトのセキュリティ設定のままでは、いつまで経っても1台のPCからしかデータベースにアクセスすることができないという状況になり、社内利用が目的であるところのマルチユーザ環境でその役割を果たすことができなくなってしまいます。
本稿では、SQL Serverのデフォルトセキュリティ設定をしっかり理解したうえで、これをマルチユーザ環境向けに適切に設定し、運用環境に合わせてカスタマイズする方法について学びます。さらにその後、更なるセキュリティを確保する手順についても解説してまいります(後略)。
目次
1. チェックすべきセキュリティ4項目
2. PC1台の環境でのSQL Server接続確認
3. Magic側のデータベーステーブル
4. 任意のテーブルのオープン確認
5. 2台目のPCからのオープン確認
6. サーバが見つからないというエラー
7. ログオン認証モードの設定
8. 他PCからのリモート接続の許可
9. ログオンアカウントの設定
10. 通信プロトコルの設定
11. 名前付きインスタンス検索の設定
12. Windowsファイアウォールの設定
13. エラーメッセージが変わった
14. Management Studioでの確認
15. Magic側データベーステーブルの変更
16. IPアドレス指定でセキュリティを強固に
次回は、「リッチクライアントのF7実行でエラーが出る!」をお送りします。
皆様のお越しをお待ちいたしております。
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